電動バイク(特定原付)はデザイン以外に何が違う?スペックの見方を解説

近年人気が高まっている新しいカテゴリの電動バイク「特定小型原動機付自転車(以下、特定原付)」。
特定原付は16歳以上なら免許不要で、誰でも運転できる手軽さが魅力ですが、デザイン以外にも各車種によってスペックが異なります。
スペックを気にせず選び方を間違えると使い勝手が悪くなることも…
本記事では、特定原付の選び方について、スペックの見方を中心に解説します。

1. デザイン以外に何が違うの?

最近はよく街でよく見かけるようになった電動キックボードや電動バイク。

特に最高速度表示灯(緑ランプ)がついている車両を見かけることがありますよね。

その車両は「特定原付」という新しいジャンルの車両で、主に都心部では電動キックボード形状が主流となっています。

特定原付にはさまざまなデザインがありますが、ライフスタイルに合ったスペック選びも大切。

それぞれのスペックの見方を解説していきます。

特定原付の詳しい解説については、下記の記事をご覧ください。

モーターの出力をチェックしよう

電動バイクにはガソリン車のようにエンジンがありません。

そのため、電動バイクの心臓部とも言えるのがモーターです。特定原付の場合、出力は 0.6kW(600W)以下 に制限されています。

以下のポイントをチェックしましょう。

モーターの種類と特徴

  • 定格出力(W):600Wに近いほど坂道での走行が安定。
  • 駆動方式:チェーン駆動かハブモーターか。
    • チェーン駆動:トルクが強く、坂道向き。
    • ハブモーター:静音性が高く、メンテナンスが少ない。

バッテリーの容量と航続距離を確認

バッテリーの性能は、1充電での走行距離や使い勝手に直結します。

バッテリーの基本スペック

  • 電圧(V)× 容量(Ah)= 総電力量(Wh)
    • 例:36V 10Ah → 360Wh
    • 数値が大きいほど航続距離が長い。

実際の航続距離

  • 公称値よりも、走行環境(気温・路面・荷重)で変わる。
  • 目安として 10Ahで約30〜50km

バッテリーの取り外し可否

固定式:フレーム内蔵などが多く、車体デザインがスリムになりやすい。

脱着式:マンションや職場内で充電ができるので、保管場所にコンセントがない場合も安心。

車体の重量とサイズを考慮しよう

特定原付はコンパクトなものが多いですが、重量やサイズはチェック必須です。

重量と安定性

  • 10〜15kg前後:折りたたみ可能なモデルが多く、持ち運びに最適。
  • 15〜30Kg前後:バランスが取れた車両で、安定感もあり、持ち運びも比較的快適に行える。
  • 30〜50kg前後:安定感が高く、長距離走行向き。持ち運びは難しい場合が多い。

ホイールサイズと快適性

  • 10インチ以下:小回りが利くが、路面の凹凸や段差に弱い。
  • 12インチ〜 :自転車に近しいサイズなので安定感が増し、快適性が向上。

サスペンションの有無

  • サスペンションあり:路面の凹凸や段差の衝撃を吸収。長距離走行時も快適。
  • なし:軽量で持ち運びが快適。だが振動をダイレクトに受ける。

原則車道走行だが、なかには歩道走行ができる車両も

特定小型原付の基準を満たしながら、特例特定小型原付にも切替可能であれば、歩道を走行できます

例として、速度メーターなどの部分にモード切替ボタンなどがあって、そのボタンを車両が停車中に押せば最高速度表示灯が緑色に点滅するというようなものです。

歩道走行ができる車両の詳細については、下記の記事をご参照ください。

その他のポイント

制動装置(ブレーキ)

ブレーキは、安全性を確保するために重要な要素です。特定原付では ディスクブレーキドラムブレーキ の2種類が主流です。

  • ディスクブレーキ
    • 制動力が高く、雨の日でも安定したブレーキングが可能。
    • メンテナンスが必要だが、調整や交換がしやすい。
    • 高速走行時でもしっかりと止まれる。
  • ドラムブレーキ
    • 内部構造のため雨や泥に強く、メンテナンス頻度が少ない。
    • 制動力はディスクブレーキより劣るが、コストが低く扱いやすい。

走り出しの方式

電動バイクの走り出しには「キックスタート」と「アクセルスタート」の2種類があります。

  • キックスタート式
    • 走り出しに地面を蹴る必要がある。
    • バッテリーの消耗を抑えられる。
    • 誤発進を防ぐ安全機能として採用されることが多い。
  • アクセルスタート式
    • アクセルを回すだけで発進可能。
    • 坂道や荷物が多い場合に便利。
    • 誤発進しやすいので、取り扱いには注意が必要。

2. まとめ

特定原付を選ぶ際は、 まず好みのデザインをお選びいただくかと思います。

いくつかの候補が上がったら、製品のスペック(モーター出力、バッテリー容量、車体の重量・サイズ、その他の装備 )などを総合的に判断することが重要です。

購入した場合の使用用途を想像し、用途に合わせて最適なモデルを選び、快適な電動バイクライフを楽しみましょう!

Sun Emperor おすすめのモデル

Sun Emperorのラインナップに立ち乗り電動キックボードは残念ながらございませんが、全て座って乗れる形状を展開しております。

特定小型原付 Easy

特定小型原付『Easy』は、16歳以上の学生の通学や、免許返納後のシニアの方の移動手段、若者から年配者の方まで幅広く愛用頂ける、新たなパーソナル電動モビリティです。

Easy 基本スペック

・区分:(特例)特定小型原動機付自転車
・展開サイズ:全長:1,310mm 全幅:590mm 全高:1,080mm

・折り畳みサイズ:全長:730mm 全幅:560mm 全高:600mm
・車体重量:約25.7kg(バッテリー含む)
・バッテリー重量:約4.1kg
・最大荷重:120kg
・適応身長:140cm以上
・ブレーキ:前後ディスクブレーキ
・走行モード:車道/歩道
・速度:車道走行モード最高速度20km/h/歩道走行モード最高速度6km/h
・バッテリー:リチウムイオン(48V・13Ah)
・モーター:後輪駆動500W
・走行可能距離:最大80Km
・充電時間:約7時間¹
・タイヤサイズ:14×2.125インチ
・保証期間:購入より1年
・付属品:充電器・簡易工具・説明書
・型式認定番号:JATA-0107
・前後サスペンション搭載
・アクセルスタート式

*¹ 充電時間は、バッテリー残容量により変わります。
*² 当社調べの為、走行時の気象・道路状況などの諸条件によっては走行できる距離は変わります。
※仕様は予告なく変更する場合がございます。
☆バックミラーは簡単な取り付け作業が必要です。

特定小型原付 SS1

特定小型原付『SS1』は、日常使いに便利なカゴが標準装備! ”またがらない””座って乗れる”新感覚の電動キックボード。

SS1 基本スペック

・区分:(特例)特定小型原動機付自転車
・展開サイズ:全長:1,260mm 全幅:600mm 全高:1,070mm
・折り畳みサイズ:全長:1,260mm 全幅:270mm 全高:590mm
・車体重量:約24kg(バッテリー含む)
・最大荷重:120kg
・適応身長:140cm以上
・ブレーキ:前後ディスクブレーキ
・走行モード:車道/歩道
・速度:車道走行モード最高速度20km/h/歩道走行モード最高速度6km/h
・バッテリー:リチウムイオン(36V・10Ah)
・モーター:後輪駆動350W
・走行可能距離:最大45Km
・充電時間:約7時間¹
・タイヤサイズ:10×2.125インチ
・保証期間:購入より1年
・付属品:充電器・簡易工具・説明書
・型式認定番号:JATA-0022
・フロントサスペンション搭載
・アクセルスタート式

*¹ 充電時間は、バッテリー残容量により変わります。
*² 当社調べの為、走行時の気象・道路状況などの諸条件によっては走行できる距離は変わります。
※仕様は予告なく変更する場合がございます。
☆バックミラーは簡単な取り付け作業が必要です。

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